「1段に32音まで」とはどういう意味か?
合唱曲「Believe」を例にして説明します。
「例えば 君が 傷ついて 挫けそうに なったときは」
(たとえばきみがきずついて くじけそうになったときは)
(ひらがなに合わせて区切ってます)
…ひらがなの数(正確には違うんだけど)を数えると24個。
曲上同じ長さの中で、あと8つまでは音を増やして大丈夫、というのが「1段に32音まで」ということの真相です。
要約すると、30文字以内ごとに一度切れ目をつけてほしいってところでしょうか。
で、1番あたりの切れ目の数を揃えてほしいのです。
一番に6個切れ目ができたら、二番も三番も6個切れ目を持たせてほしい。そういうことです。
じゃないと、同じメロディーの中に入りませんので。
<音楽的事情を交え補足>
上は、さっきの「believe」の楽譜です。
(♩=♫=♪♪、♩.=♪♪♪。白玉は♪4つ分。♪8つで1小節が過ぎていきます)
見てもらうとわかる通り、4小節で♪が32個入ります。
もう一段階細かい音符(♬=♪)も、それよりまだもっと細かい音符も本当は存在するのですが、それらを使うと、リズムが弾みすぎて、今回の曲においてはちょっとポップすぎる感じになってしまうんです。
なので、すこし落ち着きを持たせるために、♪←こいつを最も短い音符と、今回の曲においては縛っています。